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カミーノ・デ・サンティアゴを歩いてみた⑦ ロンセスバージェス~ズビリ

2015年5月5日(火)     天気:晴れ
行程: ロンセスバージェス (Roncesvalles) ~ ズビリ(Zubiri)  約22km
出発:7:00a.m   到着:14:30p.m   歩行時間:7時間30分


宿の早朝音楽隊襲撃により朝7:00には出発。
今日の到着予定地は22km先のズビリ(Zubiri)。 結構なアップダウンあり。
後半の810mから520mまでの約300mの下りはかなり辛いものだった。
ロンセスバージェスにあったこの看板、実際には約22kmの行程。 毎日、この看板には騙され続けた。
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アルベルゲの出口でドイツ人マラちゃんに会い、一緒に出かける。
朝食は3km先のブルゲッテ(Burguete)入口のカフェで。 既にたくさんの人達で溢れている。
ここでクロワッサン、コーヒー。 スペインのクロワッサン、とっても美味しい~。
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カフェの道路渡った向かいにはマーケット。朝早くから開いている。
ロンセスバージェスにはマーケットが無いのでこの日の行動食などをここで皆買っていた。
間口狭いが中は程々。何でも売っている。
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小さなブルゲッテの町。 ホテルやペンションもある。 ロンセスバージェスに宿泊せずにここまで歩いてきて宿泊する人も。
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サンニコラス教会。 閉まっていた。
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川を渡り、
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牛を見て、
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馬も見る。
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前を歩くのはチームカナダ。でも本国カナダからの人は3名のみであとは皆スペイン在住との事。 
右のお兄さん、身長2m位あってビックリ!!
出発前の多数決によりピレネー越えは辛いので満場一致で却下になったと!いいよ、このゆるいチーム♪
ロンセスバージェスからプエンタラレイナまでの4日間のみを歩くという総勢11名の大所帯。
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そんなチームカナダと話しながら歩いていたら楽勝7km通過。
ズビリまであと13km。 この標識のkm表示もかなり嘘くさい。実際はもっとある。 そう感じたのは私だけでなく他の人も「あの看板のkm、毎回ちょっとおかしくない?」  と言っていた。
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このような扉を開け閉めして今日は歩いている。
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飛び石で川も渡る。楽しい。
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天気も曇りがちの薄晴れ模様で暑くもなく歩きやすい。
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ロンセスバージェスから約12kmのビスカレッテ(Viskarret)のカフェで休憩。
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お茶し、お手洗いも借りる。 道中、田舎のカフェやバルなどのお手洗い、どこも綺麗でした。

ここでマラちゃん、なんとかかとの靴擦れがひどい状態に!
マラちゃんのザック、とっても重く、多分私(6kg強)の倍はあったと思う。 なのに救急キットはヨレヨレなバンドエイドしか持ってきていない・・・・。 
「何か捨てなくちゃだよね・・・・でもどれも必要なのよ。」
私は歩く薬局!と言うくらいありとあらゆるお薬を持ってきている。 (勿論、全部Jujuのザックに入れてます)

大判のバンドエイドにクッションとなるようにガーゼでテーピング止めをする。 マラちゃんはもう少し休んでいくというので私達は先に進む。

カミーノ上には看板がたくさん出ているので迷う事はほぼ無い。
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薄日が射す緑の道。 歩きやすい。
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のは最初のうちだけ。エロ峠に向かう上り坂がきつくなる。 自転車の人はもっと大変。平坦な道はスイスイだけど、石のゴロゴロした上りは自転車はお荷物。
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ヒイヒイ言いながら何とか頂上。車の売店が待機。
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このような所でも巡礼スタンプを押してもらえます。
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エロ(Erro)峠。 
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青空が出てきた。陽が射すと一気に暑くなり体力を消耗するので急がねば!
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この峠からズビリの町までは3.6kmだがすべて下り。それも石がゴロゴロ歩きにくい。
上りよりも下りが本当に泣きそうになるくらい辛い。 膝、足首、つま先にダメージを与えないように歩くのはかなり大変。
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途中で何度か休憩を挟みつつやっとこさズビリの町に到着。 7時間半もかかった・・・。
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町入口の橋で仲間の到着を待つ人も。 
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川の水が綺麗。
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橋のすぐ近くにある事前にチェックしていたプライベートアルベルゲ(Rio Arga Ibaia)に泊まろうと思っていたが既に満室。 近所の宿も全満室。
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宿のおじさんが知り合いのペンションが空いているか聞いてあげると電話してくれた。
待っている間にピレネー超えの後半、一緒に強風の中を歩いたアメリカ人の教師夫婦ルタ&ロバートもヘロヘロでやって来た。 事情を教えると「私達も一緒にいい?」 勿論!一緒に行こう。

で、紹介されたペンションBentaberriのおばさんが鍵を持ってやって来た。
外からTEL番号も部屋番号も書いてないからPのマークがあってもこれは判らん。
さらに入口の鍵が開けづらく、「開くまで根気よくガチャガチャやってね。」と。
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中はモダンなアパートメント。 この4階部分にバスルーム共有で4部屋あり。 35ユーロ/1部屋。
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部屋もシンプルで小奇麗。 ベランダに洗濯物もたくさん干せる。
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キッチンも有り。
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残り2部屋、誰が来るのかね?と話しているとこれまたピレネー超えで一緒に強風を耐え抜いたキャロルおばさんとカナダ人のナタリー姉さんだった! 
ナタリー姉さんとはロンセスバージェスのキッチンでブラジル人エイ君と一緒にお話した仲。 
ただ今足捻挫中。
こうやって何十人、何百人とたくさんの人が歩いているのに小さな同じ宿に偶然に集まるなんて不思議。

シャワーに入り、洗濯をし、歩くのに必死でお昼も食べていなかったのでご飯へ。
昼というか既に到着が遅かったので夕方の4時前。でも巡礼者用(誰でも注文できる)昼メニューがあった。

前菜はポテトサラダ。 結構ボリュームある。
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メインはJujuはミートボール
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私は赤ピーマンの中にひき肉とチーズを詰めた物。
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それにアイス(ジャイアントコーンみたいなの)とコーヒーで1人10ユーロ。

ご飯を食べているとマラちゃんがドイツ人の子と一緒にやって来た。 足の具合も落着いたのであと5km先のララソーニャ(Larasoana)の町まで今日は進むと言う。そうすると明日が楽になるからと。
じゃあ、明日のパンプローナの町でね!


この日はピレネー超えの翌日で20km強の行程。歩くペースがまだつかめない人、足にダメージを負った人などたくさんいて5時近くなってもズビリに到着する人がかなりいた。
が、宿はどこも満室。公営のアルベルゲですら。
仕方なく5km先のララソーニャまで力を振り絞って行かなくてはならない・・・・。

5月初めはまだピークシーズンではないけど年々、カミーノは人気で歩く人数が大幅に増えているらしい。
ここは公営アルベルゲ。 右横の体育館のような建物は夏のピークシーズンには宿泊施設として開放するそうです。
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私達は歩くのが遅くとりあえず休憩が多いので、朝7時に出ていたら遅い。
明日はせめて6時には出発しないと!と思ったのです。


宿に帰るとナタリー姉さん、捻挫した足が腫れて痛いと。
ナタリー姉さんは腰で引っ張る一輪車をカナダから持ってきている。 こんなの。
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まあ、その荷物の量が尋常じゃないのよね。 後日ナタリー姉さんの膨大な荷物の中身が明らかになるのだけれど。
自転車も上りも下りもガレ道辛いけど一輪車も相当なもの。 ピレネーでは一輪車が強風で2回も転がり飛ばされたと。 さらに今日は捻挫。
でもその膨大な荷物の中にこれまた救急キットが無い・・・・。 私達がご飯食べてる時に薬局聞かれたから教えてあげたのに、バルでビール飲んでて既に閉店・・・・。

そこへルタ登場。さすが高校の先生、ナタリー姉さんに向かってダメ出し、正論を言う。 
アメリカ人に論されるカナダ人、ちょっと意外! Jujuが間に入ってまあまあその位でと。
私の持っていたロキソニンゲルを塗ってとりあえず様子見ましょう。 
翌日の朝にも再度塗り、道中、薬局が開いたら薬を買ったとの事。 でも後日また良くなったのに捻挫してた・・・・・。 ナタリー姉さん、ドジキャラみたい?!



巡礼路メモ:

・エロ峠からの下りが本当に大変。 トレッキングポールで体を支えながら下りないとズルッといきそうな箇所もあり。 雨だったら・・・と想像するだけで怖い。苦労は3倍になると思う。

・ピークシーズンは7月、8月の夏休み中との事だったが、5月初めでも宿が満室になる場所が多々あった。
午後の2時までには目的地に到着した方が良い。

・ズビリの時計台の横に食料品マーケットあり。
一通り何でも揃うアウトドアショップ・Planeta Aguaもあり。
店舗はズビリ(Zubiri)、ビアナ(Vianna)、ログローニョ(Logrono)、サントドミンゴ(Santo Domingo de La Calzada)と巡礼沿いの前半の町に沿ってある。 店舗情報はこちらで

・各町の宿の情報は事前にできる限り調べてから行った。 参考にしたのは下記のサイト。
--Wise Pilgrim Guides (英語)
--EROSKI CONSUMER (スペイン語) グーグル翻訳にかける。

それとカミーノ巡礼口コミサイト 
ありとあらゆるカミーノ情報が掲載されている。知りたい事の答えはすべてここにある。
--Camino de Santiago Forum  (英語)

・持って行ったガイドブックはJohn BrierleyのA pilgrim's Guide to the Camino de Santiago
必要な部分(SJPP~Logrono)までの部分を惜しげもなく切り取った。
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この本やその他の装備については後々記載するつもりです。
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by kiki-juju | 2015-06-23 22:14 | スペイン巡礼 | Trackback | Comments(8)
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Commented by 三十路オンナ at 2015-06-24 19:50 x
kikiさん、こんばんは♪

今日はUPされた記事、これで4回目です!!!

20㎞も本当に大変でしたね。
他人が言うことは簡単なので、ご本人にしかわからないつらさもあったと思います。

文章と画像から、ほんの少しですが、私も歩く辛さを感じました。
日差しも強いでしょうし、本当にお疲れ様でした!!!と言いたい気持ちでいっぱいです。
先はまだまだありますね♪

引き続き楽しみになりました♪

それにしても、本当に皆さんいろんな方がいて、
段々と交流も深まり、お互いにサポートしたりと心の温かさを感じました。

ゆるりモードの巡礼もありで、人によって巡礼の目的などちがったり、それも素晴らしいですね。

やはり巡礼される方、増えているのですね。

今後も行った方でしかわからない情報など楽しみにしています♪♪♪

ではでは♪♪♪
Commented by kiki-juju at 2015-06-24 22:32
三十路オンナさん:
こんばんは。今月は週1で記事をUpできています!
1日20km、最初の頃は辛かったですが2、3日で意外と慣れるもので驚きです。それよりも私は暑さの方が堪えました。
労いのお言葉、ありがとうございます♪

いろいろな人が本当にいました。助けたり、助けられたり、笑いあり、涙ありで結構皆さんドラマチックな毎日を過ごしています。
巡礼者、うなぎ上りに増えているそうで、新しいアルベルゲも毎年オープンしているようですが、夏場はそれでも追いつかないそうです。 本来の敬虔なカソリック信者以外が(私達も含め)多くなっているのが原因なのかもしれません・・・。 
Commented by taろう at 2015-06-27 00:54 x
目にする標識の距離表示が悉く異なる…実際巡礼の皆様的には困りものですが、いかにもスペインらしくて(偏見)、クスッと笑えてしまいましたw
そんな標識でも、巡礼者が迷わないような充実振りや、沿道の素敵なまちまちや田園風景、巡礼者同士の交流で、長い道中を飽きさせない魅力一杯のカミーのですね^^
巡礼宿を紹介し合うホスピタリティ、世界中から巡礼者が集うのも道理ですね。
それにしても、綺麗なペンションに充実のお食事!
スペイン…やはり愛すべき国だなぁ、と改めて思いました♪
Commented by タヌ子 at 2015-06-28 09:07 x
私も下りが苦手。
いつも転ぶんじゃないかと不安になりながら歩くので、変な力がかかって余計に疲れるんですよね。
こんなペンションだったら、私でも全く問題なく泊まれそうだけれど、後の利用者のことを全く考えない夫が共同バスルームを使ったら、その後の掃除で疲れてしまうかも。
荷造りの上手い人と、下手な人って両極端ですよね。
私は荷造りというかそれ以前のチョイスの段階で、不必要なものを削れず、どんどん荷物が多くなってしまいます。
よく怪我をするくせに、マラちゃん同様、バンドエイドを数枚用意するぐらい。
マラちゃんも、ナタリー姉さんも、日本人は皆用意周到だなと思ったのでしょうね。
Commented by kiki-juju at 2015-06-28 20:22
taろうさん:
スペイン、国も国民も緩い感じがありますね。初スペインでしたがそんなゆるゆるな所がとっても気に入りました!
難所の後には綺麗な風景、炎天下の後には絞りたてのオレンジジュース、疲れ切ってたどり着いた町は古くて雰囲気があり、地元の人が親切など毎日がエキサイティングです。子供ならディズニーランドに行ってワクワクする感覚が、大人にはこのカミーノがキリストランドと言えるような楽しい道中でした。
Commented by kiki-juju at 2015-06-28 20:33
タヌ子さん:
仰るとおり下り、必要以上に気を使うので疲労は確実に上りよりありますよね。
カミーノ道中、アルベルゲはドミトリー形式で1泊10ユーロ前後で安いのですが田舎のペンションも都会から比べると格段に安く1室35~45ユーロの間でした。そんな安い価格なのにどこも綺麗で個室、アルベルゲよりもペンション、ホステルに泊まる事の方が私達は多かったです。
救急セット、やはりバンドエイド1つとっても日本仕様は大きさ、かぶれにくさ、はがれない工夫など使う人の事を考えてある気がします。その分値段が高いけど(笑)
皆、「必要な時に買えばいい」的なスタンスでした。が、スペインはお店のシエスタ時間が多くタイミングを逃すとなかなか買えないという事に皆さん陥ってました。
Commented by malu at 2015-06-29 06:14 x
KIKIさん、先日はブログに遊びに来ていただきありがとうございました。

カミーノ巡礼羨ましいです。
日本とは違う景色で素敵ですね。
写真を見ているだけでテンションが上がりワクワクしている自分がいました。
私もいつか行ってみたい・・・
続きが気になります。楽しみにしています!
Commented by kiki-juju at 2015-06-29 19:59
maluさん:
コメント頂きありがとうございます。
カミーノ巡礼、クングスレーデンに比べれば大自然の中を歩く訳ではないので毎日シャワーを浴びる事ができるます(笑)
歩くという行程は同じですがカミーノもクングスもまったく違ったもので興味深いですね。
テント担いで、食料持ってではないので、リュックの重さは7~9kg程。きっとmaluさん達にとってはカミーノを歩くのは楽だと思います。
またブログにお邪魔させて頂きますのでよろしくお願いします。