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Veuve Clicquot Ponsardin@ランス

ランス中心部から少し離れた所にあるヴーヴクリコにも訪問。
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Moet(モエ・エ・シャンドン)とは違って落着いた静かな佇まい。
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しかしこちらもやはりLVMHグループ、中に入れば受付はとってもお洒落でした。
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この方がヴーヴクリコ(ヴーヴは未亡人と言う意味)。
裕福な家からクリコ家に嫁いで来たNicole Ponsardin。しかし夫は早死してしまい残された彼女はわずか24歳でメゾンを継ぐ事を決意。当時は女性が働くというのはまだまだ珍しかった時代だったそうです。
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その後、娘婿に継がせようと考えていたが自称作家のギャンブル狂いのこの娘婿、本を書いてはいたが全く売れない・・・。かわいそうに思ったマダムクリコが出版した本を全てを買い占めていたそうです。しかし当の本人は「書けば全部売れる!売れっ子だ。」と勘違い・・・・。そんなわけでこの娘婿を跡継ぎにすることをあきらめたクリコ婦人は再婚することも無く最後まで経営を担っていったのです。
そして後継者にはクリコ家一族ではなく長年、クリコで働いてきた信頼できる従業員を据えたのです。
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ルイヴィトンの傘下に入るまではずっと男性経営者でしたが現在はまた女性の経営者になっているそうです。

ツアーの始めは創業やブドウの種類、産地などのお話で結構興味深かったですね。
ブドウは主にPinot Noir, Chardonnay, Pinot Meunierのブレンドで作られます。
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上質のシャンパン造りにはいい葡萄が必要です。しかもシャンパンを作るには上質の石灰質の土壌の畑でなくてはならないそうです。まさしくこのシャンパーニュ地方の土壌です!
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グランクリュ(特級畑)はとても高く、しかも限られているので確保は至難の業。誰も売りには出さないしランクを下げるわけにもいきません・・・・。
現在、ヴーヴクリコでは17のグランクリュ(特級畑)を所有していますがこのうちクリコ婦人の時代に手に入れたのが15。経営の手腕、バツグンだったのですね。
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このお姉さんのガイド、とっても分かりやすくて上手でした。

「さぁ、セラーに行きましょ」って事で通りを挟んだ向い側の敷地へ移動。
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だいぶ奥深く階段を下りて行きます。
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たくさんのシャンパンが寝かされています。
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ここのセラーは石灰石を切り抜いた洞窟のような感じ。
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そして天井がものすごく細縦長くて高いのです。ちょうどワインのボトルの中にいるような感じがします。
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もちろんここのセラーも何十kmもあるので床には迷子にならない為の印もついています。
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ここでマダムクリコのシャンパンの造りの格闘話。シャンパンの泡を作るには酵母とシロップを普通のワインに加え瓶を貯蔵します。そして酵母が発酵して泡ができます。しかし酵母の澱が瓶の中に残っているので透明ではありません。クリコ婦人は透明なシャンパンを作るのにはどうしたら良いのかを研究し、テーブルに穴を開けて毎日少しづつ瓶を回転させていきました。そして澱だけがビンの首の部分に集まりそれを取ってしまえば透明なシャンパンになったのです。
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この昔ながらの手法を職人の手で行うには長い修行が必要で、現在,ヴーヴ・クリコでは2人しか出来る人がいないそうです。もちろん徐々に機械化されていきました。以前はこの六角形を少しづつ時期を見て回転。
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そして今ではコンピューター制御でビンを回転させ、最終的にビンの口を凍らせて澱を取り除く方法になっています。
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葡萄も各畑から収穫して産地別に樽に貯蔵してあります。
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ヴーヴクリコでは昔、シャンパンの輸出をとても重要視しそれを事業の柱としていたそうです。それ故、この碇マークがヴーヴクリコのトレードマークとなり一目瞭然となりました。昔の輸出用の木箱にも全てこの碇マークが入っています。
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さらにとても興味深かったことは、このセラー、第二次世界大戦中は防空壕として使用されていたという事。ドイツ軍の空爆は凄まじく、この地下深くに避難していたそうです。またここは病院としても使用されていました。当時のここが病院だった事を表わす十字が彫ってありました。
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これだけの広さがあれば十分に機能できていたような気がします。
こんな壁画も彫ってあります。
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その近くには今から100年以上前のシャンパンもありました。 いったいどんな味でしょう???
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さて、楽しみのテイスティングタイム!! っとここで問題発生!!開けたシャンパンの中で1本が臭いが変とのこと。すぐさまお姉さんは新しいシャンパンを取りに行きました。
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「皆さん、シャンパンを空けたら必ず香りをチェックしてくださいね。」 って言うけど・・・・普通1本しか買わないし、開けたときに変って思っても交換できない。それよりもきっと私は「変」と気がつかないかもしれない。実際、臭いをかがせてもらったが何が変か分からなかった・・・・・。

細かい泡のクリコのシャンパン。 泡がとっても細かくてまっすぐにスーッと1本立っている。
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味は??普通です。(←相変わらず高級ものに疎いので・・・)

Shopも洒落たブティックみたいな感じでグッズもちょっと変わったものもありました。
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ロゼが欲しかったがなんとこれが3kg(116ユーロ)もある。 もうずいぶんいろいろなワインを買い込んでいた私達には明らかに重量オーバー。泣く泣くあきらめました・・・・。
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モエとクリコ、どちらのツアーが良かったか???
私的にはヴーヴクリコの方が楽しかった。 お姉さんのガイドが良かったというのもありますが、やはりこの石灰質の洞窟は見ごたえあります!  
ツアー代金:1人/13ユーロです。(要予約)
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by kiki-juju | 2009-09-26 16:30 | Winery | Trackback | Comments(0)
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